夜職を辞めたいのに辞めさせてくれない?円満に退職するには

水商売の方向けの記事

夜職業界のトラブルの中には、辞めたいと伝えたのにも関わらず”辞めさせてくれない”という問題があります。そのような悪質店への対策や円満に退職するためのコツをご紹介いたします。ご参考にしてみてください。

目次



  1. 夜職業界が辞めさせてくれない理由とは?

  2. 辞めたいと伝えた途端に変化する待遇

  3. 辞めさせてくれない時の対処法

  4. 給料の未払いがあった場合

  5. 円満退職をするには?

  6. まとめ




夜職業界が辞めさせてくれない理由とは?


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夜職業界の中には理由が不透明なまま辞めさせてくれない、またはずるずると引き伸ばされることがあります。ではお店側はどのような理由からキャストを辞めさせてくれないのでしょうか。

売れっ子だから


そのキャストがお店の稼ぎ頭である売れっ子であれば、簡単に手放すことはしたくありません。それが他店への移転であれば尚更、お店側はあの手この手を使って退店を阻止しようとします。さらには、「時給を上げるから」などと条件を提示してくる場合もあります。しかしながら、辞めたい理由がある以上は屈する必要はありません。

キャスト不足


お店側が辞めさせてくれない大きな要因として、店舗のキャスト不足が挙げられます。大手グループであればキャストへの報酬も高く人気があるため、働きたい方が多く集まります。そのためキャストの出入りも激しく、よほどの理由がない限り店側も引き留めることはしません。しかし、個人経営のお店や規模が小さな店舗の場合は、なかなか人も集まらないため既定以上の人員を確保することは難しいのです。ですが、労働者には辞める権利があり、店側がそれを受け入れないのは違法行為にあたります。正式に退職の意思を伝えているにもかかわらず退職できずにいるのであれば、権利が侵害された違法状態にあるといえるでしょう。
違法行為に当たらないもの

上記で『正式に退職の意思を伝えているにもかかわらず退職できずにいるのであれば、権利が侵害された違法状態にある』と述べましたが、全てが違法行為に当てはまるわけではありません。それは、お願いの段階であるかどうかということです。
例えば、退職の申し出が繁忙期にあたる時期の場合、「繁忙期が終わるまで辞めるのは待ってほしい」と引き留められるのはよくあるパターンです。特に人員確保が難しい場合であれば「代わりの人が見つかるまで待ってほしい」とお願いされることも考えられます。このように、退職を渋られたり条件を提示されたりしたとしても、それがあくまでもお願いの段階である場合には違法とは言い切れません。もちろん、お願いであれ強要であれ、従う義務はないこともあわせて心に留めておきましょう

辞めたいと伝えた途端に変化する待遇


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辞めたい旨を伝えた途端に、今までの待遇を守ってくれない悪質なお店も存在します。以下でご紹介いたしますので参考にしてみてください。

フリー席につかせてもらえない


退店理由がどんなものであったとしてもお店側としては利益が大切ですので、フリーのお客様に辞めるキャストを付けないお店もあります。理由としては、お店に足を運んで頂いたお客様が辞めてしまうキャストを気に入った場合、利益が他店へと流れてしまうことを避けるためです。フリーのお客様は少なくとも1セット(約1時間)の間に3〜4人程のキャストと会話を楽しみます。その間はできる限り在籍のキャストへと繋げたいと思うのが一般的だと思います。そのため、このような対応があるかもしれないということを頭の片隅においておきましょう。

時給が下げられるまたはノルマを課せられる


悪質な店舗の中には何かと理由を付けて時給を下げたり、辞めるまでに売上のノルマを課せるなど辞めさせないための縛りを設けているお店もあります。そのような場合は、店長に直談判することもできますが、仲のいいキャストやボーイなどに相談をしてワンクッション挟むことによりお店側の態度が緩和することもあります。

辞めさせてくれない時の対処法


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辞めさせてくれない職場に行くのは精神的にも負担が大きいですよね。また、円満に退職するためにお店側からの理不尽なルールを飲み込んでしまった方も中にはいらっしゃるかと思います。しかし、上記で解説したようにお店側の違法行為である可能性もあるため、以下で対処法をご説明いたします。ぜひ参考にしてみてください。

弁護士に相談


夜職の場合、ひどいケースになればオーナーや店長が脅すような揺さぶりをかけて丸め込もうとしてくる可能性があり、大抵の人は恐怖から理不尽なルールやノルマを飲み込まざるを得ない状況になってしまいます。ですが、法的な見解を聞いて理論武装するということで精神的負担は軽減されるかと思います。かといって弁護士に相談するのは敷居が高くなかなか踏み出せないという方もいらっしゃるでしょう。現在は無料で法律相談をしている弁護士も多数いるため、依頼するかは別として一度相談をすることをお勧めします。

退職代行の利用


民法上は、お店に退職の意思表示をしてから最短で2週間後に退職が可能です。仮にお店の規定で「退職は1カ月前までに言う。」とあるならば、退職する1か月前に退職をつたえてください。しかし、悪質な店舗では辞めることはおろか、酷い対応をされるなど精神的負担も多いことが考えられます。精神的なダメージが大きくなると出勤することも難しくなってしまうでしょう。そのような場合には退職代行というサービスを利用することもお勧めです。退職代行とは、労働者本人に代わって弁護士や代行業者が会社に退職の意思を伝えるサービスのことを指します。こちらを利用すればお店側とのやり取りなども退職代行業者を通して行われるため、精神的負担を軽減できます。

最終手段 飛ぶ


決してお勧めできる手段とはいえませんが、弁護士や退職代行を利用せず自らで辞めようとしている場合、いつまでも辞めさせてくれないお店はまともなお店といえません。ですから、最終手段として【飛ぶ】ことも視野にいれておくといいでしょう。飛ぶとは、出勤もせず連絡も一切取らずにお店を辞めることをいいます。とはいえ、いきなり一切の連絡を絶ってしまっては、連絡が来るのは当たり前です。スタッフが家まで押しかけてきたら怖いですし、「脅されて店に連れ戻されたらどうしよう。」と不安な気持ちになりますよね。ですが、よっぽどの売上や客数がない限り、家までスタッフが押しかけてくる可能性は限りなく低いです。もし押しかけてきたら迷わず警察に連絡しましょう

繰り返しになりますが、飛ぶのは最終手段であり決しておすすめできる方法ではありません。まともじゃないお店に在籍しつづける必要もありませんが、飛ぶという行為をしてしまうと給料はほぼ確実にもらえません。夜職といえど、社会人としてこのような行為は不利にしか働かないため、よく考えてから行動した方が良いでしょう。

給料の未払いがあった場合


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無事にお店を辞めさせてくれたとしても、退店後の給料が未払いになるお店があります。飛んでしまったなど、こちらに非がある場合でも給料は法律上、働いたことに対する対価になりますので、少額であろうと請求できます。以下で給料が未払いの場合の対処法をご紹介いたします。

労働基準監督署に相談


上述したように、給料は働いたことに対する対価ですので、支払われなければ違法行為に当たります。正当に辞めたのに給料が未払いなのであれば、労働基準監督署に相談することをお勧めします。その場合は、お店があるエリアの労働基準監督署に相談してみてください。そうすることで、「未払い分のお給料を払ってください」という旨の書類である内容証明の書き方を教えてくれるなど、アドバイスをしてくれます。ひとりで悩むよりもプロに相談することで気持ち的に負担が減るのではないでしょうか。

また、「お店を飛んでしまった場合でも給料は貰えるのか」と疑問に思う方もなかにはいらっしゃるかと思います。この場合であっても法律上、給料を請求することは可能です。しかしながら、音信不通のまま辞めている以上お店側に迷惑が掛かっていることには違いありません。一言謝罪とともに口座を指定して、振込してもらえるよう連絡をしてみるといいでしょう。お店によっては「直接取りに来て」と言ってくることがあるかもしれませんが、手渡しでなければ受け取れないということはありませんので、顔を出すのが嫌なのであれば再度、銀行振込にしてもらえるようお願いしましょう。その後も口座に振り込みがないようなら、また改めてメールや電話で請求を行う必要があります。

加えて注意点もあり、先ほど飛んでしまった状況でも給料は請求することができると記述しましたが、お店の就業規則によっては、無断欠勤や無断退職に対する罰則が定められている場合があります。しかし、就業規則にどのような記載があったとしても、国が定める労働基準法の制裁規定の制限によって、あらかじめ罰則の上限は決められています。過度な罰金を求められたり、給料が一切支払われなかったりといったことは違法なので、きちんと話し合いをして穏便に済ませられるようにしましょう。

円満退職をするには?


夜職業界といえど、お店を辞めるときは少しでも円満に辞めてお給料もしっかりと貰いたいですよね。そのために3つのコツをご紹介いたします。是非参考にしてみてください。

退職の申告は最低1か月前


一般的には民法上2週間前に伝えることで退職できることになっていますが、夜職業界では1か月前としているお店が多いのです。その理由としては人員確保に時間を要するからです。そのため、最低でも1か月前には伝えておくと、理由を聞かれたとしても了承してくれることがほとんどです。仮に辞める時期が明確に決まっている場合は1か月以上前に伝えることでお店側も余裕をもって人員確保をすることができます。

伝え方の工夫


お店を辞めるにあたって伝え方はとても大切になります。正当な理由がある場合には素直に伝えても構いませんが、お店への不満が原因でお店を辞める場合であれば、その不満をぶつけて喧嘩越しに辞めてしまうのは他のトラブルを招いてしまうだけです。ですから、お店を辞める際は不満を理由にせず、「仕方がない」と思わせられる理由を用意しておく必要があります。また、他店へ移動する場合であれば、より一層誠意をもって伝えなくてはトラブルの原因になりかねませんので注意が必要です。

最後までしっかりと出勤する


もう辞めるからといってだらしない勤務態度を取ってしまっては、お店にもこれまで通っていただいたお客様へも迷惑が掛かってしまいます。辞めるまでしっかりと勤務をこなし、お店側へ誠意を見せることにより無駄なトラブルを回避できる可能性があります。また、お客様に対しても必ずLINEや電話といった連絡方法でお店を辞めることを伝える、またはお店を変える旨を伝えておくことで今後の営業にも繋がります

まとめ


・夜職業界でお店を辞めさせてくれない理由としてはキャスト不足が大きな理由である。
・辞めたいと伝えたにも関わらず辞めさせてくれないのは違法行為に当たる。
・繁忙期が終わるまで勤務をお願いされたなど、お願いの段階であれば違法行為にあたらない。
・辞めたいことを伝えた途端に今までの待遇とは異なった待遇を取る悪質店がある。
・あまりにも辞めさせてくれない時には弁護士や退職代行業者を利用するという方法もある。
・最終手段として用いられる【飛ぶ】という行為は給料を貰えない為不利である。
・正当に辞めたのに給料が未払いの場合は労働基準監督署に相談をすることがお勧めである。
・円満退職をするためには最低でも1か月前には伝え、状況によっては理由を用意しておく。
以上のことがお分かりいただけたと思います。
夜職業界では稀にこのような悪質店もあり、そのほとんどが違法行為にあたる可能性があります。一人で悩まず、まずは弁護士や労働基準監督署などその道のプロに相談をすることで精神的負担を減らし、正当な対処をしていきましょう。

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